もうすぐ中学生になる息子ですが、先日、進研ゼミの『チャレンジタッチ』をやめてしまいました。
実は息子が進研ゼミをやめるのは3回目で、今度こそは頑張ってくれると信じていたので、ショックは大きかったです。
今回なぜ息子が『チャレンジタッチ』をやめたのかというと、最初「1日2チャレ」を目標にしてやっていたのが、2日に1回になり、1週間に1回になり、とうとう1カ月に1回くらいしかやらなくて、「こんなんじゃ終わらない」と、本人が諦めモードで放り出してしまったからです。
しばらくは、やる気が戻るのを待っていましたが、こちらが声かけをしないとやろうとしないですし、「後でやる」と言って、そのまま放置のことが増えて、「これ以上お金をムダにするのは嫌だ」と、私がキレてしまったのです。
どうして『進研ゼミ』の退会を繰り返してしまうの?
そもそも、『チャレンジタッチ』をやりたいと言い出したのは息子なので、責任を取って頑張らせるべきなのですが、本人がやろうとしないのに親が無理矢理やらせるのも不可能でした。
私がイライラすると息子も意固地になってしまい、家の中の雰囲気が暗くなるのもストレスだったので、「信じた自分が馬鹿だった…」と反省するしかありません。
思い起こせば、幼稚園の年長の時に始めたのが『こどもちゃれんじ』です。
同じクラスのお友達のママにすすめられ、実際に教材を見てみると「小学校の入学準備にピッタリ」と私も感じて、「親子でお勉強するのは楽しそう」と、ワクワクしながら申し込みました。
でも、息子は全然真面目にやってくれず、落ち着いて読んだり書いたりすることが苦手だったようで、せっかくの良い教材でも本人が嫌がるなら仕方が無いと思って退会したのです。
ところが、小学2年生の時に届いた進研ゼミのマンガを見て、今度は息子から「やりたい!絶対がんばる!」と言ってきました。
それを聞いた時は嬉しくて、すぐに申し込みましたが、自分からやってくれたのは最初の3日くらい。
あとは私が手伝いながら渋々という感じでやらせたものの、半年くらいたつと私が一緒でも「やりたくない」と言い出したのです。
そしてまた退会してしまいました。
たぶん息子には通信教育が向いていないんだ。もう次はどれだけ「やりたい」と言ってきても、「だめ!」と言い切らなきゃ…。
そう心に決めていましたが、次もまたDMで届いたマンガを読んで、「チャレンジタッチなら続けられそう!やりたい!」と言い出したのです。
以前は紙教材だったから嫌気がさしたけど、タブレットなら楽しそうだし、同級生でもやっている子がたくさんいるから、と。
「どうせ続かないわよ」「あなたには向いてないから」ときっぱり言ってあげないと…そう思いながら、でも、目を輝かせて「頑張る!」と言っている息子を見ていると、「今度は大丈夫かも」と思ってしまったのです。
でも、結果は一緒でした。
進研ゼミのマンガは送って来ないで!
2度目も3度目も、息子は家に届くDMに入っている進研ゼミのマンガを読んで、「自分もやりたい!」と言い出しました。
そのマンガを私も読んでみたのですが、息子のように進研ゼミが続かなくてやめてしまった男の子が、お友達にすすめられて「また進研ゼミをはじめたい」と思い、お母さんにお願いをして頼み込むという内容でした。
よく考えると息子とほぼ同じケースのことがマンガで描かれていたので、「進研ゼミは退会した子どもをもう1度誘うために、すごくうまい方法で勧誘しているんだな…」と、感心してしまいました。
しつこく届く「進研ゼミのチャレンジタッチの漫画」
進研ゼミを退会した経験のある人なら分かってもらえると思いますが、進研ゼミから届くチャレンジタッチの漫画はとてもしつこいです。
1回や2回なら「また入会するなんてダメよ!」と言うのですが、期間をあけて何度も届くので、そのうちに親としても「何回も諦めさせるのは可哀想かな…」という気持ちになってきます。
進研ゼミのDMのこういう方法は入会案内としては間違ってはいないと思うのです。
でも、うちの息子のように、すぐに影響されてしまう子どもだったら、気持ちだけが先走って「やりたいやりたい」となって入会してしまって、結局続かなくて退会するという、残念な結果になるのではないでしょうか…。
進研ゼミの方は、たとえ1カ月でも入会してくれれば儲かるのでしょうが、親の立場からすると、子ども達が大好きなマンガを利用して、いたずらに誘惑しないで欲しいと思います。
途中退会は失敗体験になる?
私は「どうせ進研ゼミは続かないだろう』と思っていたので、息子が「やめたい」と言い出しても、正直なところ「やっぱりな」と感じました。
それで、もったいないとは思いながらも躊躇無く進研ゼミを退会させたのですが、よく考えると、息子にとっては「良くない経験」になっているのかも知れません。
自分が「やりたい」と言って始めたのに、やっぱり続かなかった…
頑張ろうと思っていたのにやめてしまった…
というのは、やはり子どもには「失敗体験」となって、自己肯定感が低くなるような気がします。
今の時期はいかに達成感を感じさせて自己肯定感を高めるかが大切だと、以前、講演会で聞いた事があります。
その点から考えると、すごく良くない経験をさせてしまったなと後悔してしまうのです。
次は、いくらDMのマンガが届いても、進研ゼミに入会する事は絶対にありませんし、もし学力アップのために何かするなら、息子には個別指導塾などが合っているのかなと思っています。
『チャレンジタッチ』と『スタディサプリ』の比較と使ってみた感想