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オンライン授業でWi-Fiがない時の対策|助成金の支給やWi-Fiルーターの貸し出しも

新型コロナの感染拡大で休校が続く中、オンライン授業を導入する学校が増えています。

いち早くオンライン授業を取り入れ始めたのはやはり私立校ですが、最近では公立校でも児童生徒それぞれにアカウントを与えて、学校から配信される授業を自宅で見て学習したり課題を提出させています。

学校に行けない期間も学習を途切れさせない為にはオンライン授業はとても効果的ですが、一方で、Wi-Fi環境の整っていない家庭では「オンライン授業の案内が学校から来ても子供に受けさせられない」という事態に陥っています。

こちらの記事では、家庭にWi-Fiがない時のオンライン授業の受け方や、今後を見据えた対策を解説していきます。

オンライン授業ではWi-Fiが必要なの?

Wi-Fiとは、簡単に言えばWi-Fiルーターを通じてインターネット回線をスマホやタブレットなどの機器と無線で繋ぐことを言います。

利用のためにはインターネット事業者やプロバイダと契約する必要があり、月額利用料がかかります。

Wi-Fiを使う為の月額利用料は通信会社によって違いますが、ポケットWi-Fiなどの料金が安い会社だと通信速度が遅かったり、使えるギガ数が決まっていることが多いです。

Wi-Fiのない家庭でも問題はないけど…

普通にスマホでゲームやLINEをするくらいなら、Wi-Fiは必ず必要なわけではありませんよね。

しかし、オンライン授業を受けるならWi-Fiのない環境では難しいというのが現実です。

オンライン授業でWi-Fiが必要な理由

  1. Wi-Fiが無い環境で授業動画や生配信を試聴すると膨大なパケット通信量を使ってしまう
  2. 数回のオンライン授業で規定のギガ数を消費した場合は、通信制限されて次の授業が受けられなくなる可能性がある
  3. オンライン授業のために携帯料金が高額になって家計の負担が増える
  4. 通信料金を気にするとオンライン授業が思ったように受けられず、学習が遅れてしまう場合がある

Wi-Fiがない児童生徒がオンライン授業を受ける方法

Wi-Fiのない家庭でオンライン授業を受けると、急増するパケット通信量のせいでスマホやタブレットの利用料金が高額になります。

ただ、そうはいってもオンライン授業のためだけにWi-Fiを簡単に契約できるものではないですよね。

Wi-Fiを契約すると初期費用や月額利用料金というお金がたくさんかかることはもちろん、Wi-Fi開通までにも日数がかかってしまい待たされてしまうのです。

最近はコロナの影響でWi-Fiの工事も延期されることがあると聞きますし、中には契約から開通まで1カ月以上かかるケースもあるようです。

ですから、まずは「自力でのWi-Fi新規契約はできない」という前提で、オンライン授業をどうやって受ければ良いのか解説していきます。

学校や行政のWi-Fi支援・助成を利用する

新型コロナの影響で一気に広がったオンライン授業ですが、Wi-Fi環境が整っていない家庭は少なくありません。

でも、上記で説明したようにWi-Fiがないとオンライン授業の受講がかなり難しいのです。

そのため、経済的な理由でWi-Fiの契約ができない家庭に対してはWi-Fi設備の支援や助成を準備している学校・行政が増えています。

大学や高校だと、モバイルWi-Fiルーターを貸し出している学校がたくさんありますし、自治体がWi-Fiを導入する家庭に対して1万円前後の助成金を出してくれることもあります。

金額や条件などはそれぞれ違いますから、まずは通っている学校にWi-Fi環境の支援があるかどうか確認して、無い場合にはお住まいの都道府県や市区町でWi-Fiの助成金が出るかどうかを調べてみて下さい。

携帯会社のオンライン授業支援策を利用する

ドコモ、au、ソフトバンクの大手3社に加えて、格安SIMの携帯会社もオンライン授業のための支援策を打ち出しています。

具体的には、規定よりも超えてしまった通信料を50GB(大手3社の場合)まで無償で提供するなどです。

ただ、この救済措置は期間限定のものでありますから、これからもオンライン授業が継続されることになればいずれは自分でWi-Fi環境を準備する必要があります。

文部科学省からのWi-Fi支援とは?

家庭でWi-Fi環境が用意できない場合の支援措置は、国もさまざまな対策を考えているようです。

具体的には、文部科学省が低所得家庭にモバイルルーターを無償貸し出しすることを検討していたり、大学や高校などへWi-Fi環境が整わない学生の為にパソコンルームなどを解放するよう通達を出したりしています。

ただ、まだ話し合いや検討が始まったばかりで、具体的な支援策がなにも講じられていない状況であります。

特に日本は検討段階から予算を組んで国会承認され実行されるまで、かなりのタイムラグが発生する傾向があります。

ですから、Wi-Fi環境について国の支援を待っているうちにオンライン授業が進んでしまう可能性が大きく、それぞれの家庭で待つだけではなく今出来ることをやっていくことが大切です。

オンライン授業のためにWi-Fiを使うには?

学校や自治体からモバイルルーターを貸し出してもらえても、期限がくれば返さなくてはいけません。

また、工事の無いポケットWi-Fiのモバイルルーターだと、通信量に制限があるため、必要な授業が受けられない場合もあります。

ですから、一番良いのは、Wi-Fi設備のための助成金を国や自治体からもらって、この機会に固定回線のWi-Fi環境を整えることです。

ドコモ光やフレッツ光など、固定回線のWi-Fiであれば通信量に上限が無く、スマホやタブレット、ゲーム機にパソコン、テレビなど、家中の通信機器をネットに繋ぐことが出来ます。

固定回線のWi-Fiは毎月3,000円から5,000円ほど利用料金が発生しますが、いくら通信量を使っても金額が上がることがなく通信速度も安定しているので、オンライン授業には最も適しているのです。

助成金でWi-Fi工事ができる

現在では大体1万円前後の助成金を出す自治体が多いですが、1万円あれば、Wi-Fiの工事費にあてられます。

私は最近、一戸建ての自宅にWi-Fi導入工事をしたのですが、工事費は9,000円でした。

Wi-Fiの工事はほとんどが電話回線から繋ぐので、よほど地方でインフラが整っていない場所でなければ工事費は1万円程度で済むはずです。

マンションであれば一戸建てよりも工事費がさらに安いので、助成金の余った分は月額利用料金にまわすこともできますね。

オンライン授業で感じるデメリットと注意点

今回の新型コロナのように「家の外に出られず学校にも行けない」という状況になった時には、オンライン授業の必要性をみんなが感じることになります。

ただ、オンライン授業に関してはそもそもネット環境が必要になるために、児童生徒の中で格差が生まれたり、いつもとは違う授業に戸惑い思うように成績が伸びなくなるデメリットもあります。

こうした問題に直面しているのは日本だけではありません。

他の先進国でも学生のネット環境が整わずにオンライン授業の導入がなかなか出来なかったり、通信が不安定になって授業配信がうまくいかなかった…ということが世界中で頻発しているのです。

先進国の中でもIT化でかなり遅れをとっていると言われる日本ですから、児童生徒が当たり前にオンライン授業をできるようになるまでには、もう少し時間が必要になると思われます。

その時間を『準備期間』と考えて、家庭内のWi-Fi環境を整えておくことが大切です。

オンライン授業の受け方も注意が必要

日本の大学や私立の中学校高校では既にオンライン授業を毎日行っている所もあります。

そうした中で、先生が目の前にいないということで緊張感が無くなり、ふざけてしまう学生もいます。

先生の質問に場違いな言葉を返したり、チャットに意味不明な書き込みをして荒らしたり。

直接叱られないことで学生の気が緩んでしまうことは仕方ありませんが、1人がそうした不真面目な行為をすることで他の学生のモチベーションを崩してしまうことになります。

教室だとノートに落書きしても誰にも見られませんが、オンラインのチャットであれば参加している学生みんなの目にとまってしまうのです。

「オンライン授業をどう受けるか」というルール作りがこれからの課題になってくるのではないでしょうか。

助成金の出るうちにWi-Fiを整えよう

お住まいの自治体がWi-Fiの助成金を出してくれるなら利用しない手はありません。

助成金には申請期間が必ずありますので、忘れないように申請するようにしてください。

月額の利用料金も、携帯会社と同じWi-Fiにすれば割引になることもよくあります。携帯がドコモならドコモ光、auならau光、ソフトバンクならSoftBank 光、
SoftBank Airなど。

家庭のネット環境をWi-Fiにすることで結果的に携帯料金が安くなってお得になることもありますので、オンライン授業が始まるこの機会にWi-Fi導入を考えてみるのも良いかも知れませんね。

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