子供の箸の持ち方を気にする親御さんは多いですよね。
箸の持ち方が悪いと、見た目が不格好なだけではなく、食べ物を上手につかめないため食事が充分楽しめなくなってしまいます。
また、箸を上手に持てないまま大人になってしまったことで、人前で箸を使って食事をすることに苦手意識を持つ人も少なくないのです。
ですから箸の持ち方は子供のうちにトレーニングして矯正しておきたいもの。
こちらの記事では二人の子供のお箸トレーニングの経験を持つ私が、子供に箸の持ち方使い方を教える方法をご紹介します。
目次
子供のお箸トレーニングは早く始めた方が良い!
子供に箸の持ち方を教えるのは絶対に早い方が良いです。
その理由は、子供って「自分流の持ち方」を編み出してしまうと後から直すのがすごく難しくて、タイミングが遅れるほどに矯正ができなくなってしまうからです。
そもそも小さな子供って、最初から箸で食事はしませんよね。
1歳2歳くらいではスプーンやフォークを使って、食べ物を口に運ぶ練習をして、それが上手になるとお箸を使い始めるのです。
でも、最初のスプーンやフォークはグーで握って使う子供がほとんど。
ということで、その流れからいくと、お箸もグーで握って使っちゃう子がたくさんいるのです。
そこで親が使い方を教えてきちんと持てるようになればいいのですが、その持ち方を気に入ってしまって、なかなかやめられない子供もいます。
そうしてお箸の変な持ち方が定着してしまうと、後でいくら言い聞かせても、教えても、それじゃないと食べられないという状態に。
早目にお箸トレーニングを始めればきれいに持てる!
うちの次男は、実はすごくお箸を持つのがきれいなんです。
どうやってお箸トレーニングをしたかというと、最初から『エジソンの箸』というトレーニング箸を使わせていました。
普通の箸を渡すこと無くエジソンの箸を持たせて、なんでもつかませて食事させていました。
というのも、2人の男の子の育児に大忙しだった私が、次男の食事の世話をサボりたかっただけなのですが…。
長男の時は手を添えて箸を持たせたり、使い方を教えたりしながら、食事をさせていたものの、次男の時は余裕がなくて、エジソンの箸を持たせて本人に任せていたんですね。
エジソンの箸って持つだけで自然に箸が使えるようになっているので、親はめちゃくちゃラクチンです。
とはいえ、5歳前くらいに普通の箸に変える時、スムーズにいくかどうか不安でした。でも、何の苦労も無く普通の箸も上手に持てたのです。
これはもうエジソンの箸に大感謝でしたね。
成長してからお箸の持ち方を変えるのは大変!
次男がきれいにお箸を持つのを見るたび、心配になるのは長男でした。
うちの長男、めちゃくちゃ変なお箸の持ち方をします…なんというか指の使い方が根本的に間違っているんですね。
放ったらかしてエジソンの箸を渡していただけの次男に比べて、長男は手取り足取り箸の使い方を教え込んだのです。
それなのに、なぜか長男の方が箸の持ち方が悪い…。
これはすごくショックでしたが、そういう子もいるんだなと諦めていました。
しかしある日、小学5年生になった長男の方から「お箸の練習がしたい」と言って来たのです。
聞いてみると、給食の時に担任の先生に注意されたようで、それまでは私がいくら言っても「これでいいんだ」と言っていたのに、先生に言われた途端「直したい」という気持ちが強くなったみたいでした。
大きくなってからはエジソンの箸がきかない?
長男の箸の持ち方を直したいという気持ちを聞いて、さっそく長男用にエジソンの箸を買いました。
そして、今に至るまで3年間使い続けているのですが、お箸の持ち方がいまだに直らないのです。
エジソンの箸を使っているときはきれいに持てるのに、外して普通の箸を持つと、もとの変な箸の持ち方になってしまう。
それが何年も続いて、なんで??って親子でなりました。
次男の時はすぐに箸のきれいな持ち方が定着したのに、小学5年生まで自己流の持ち方を続けてしまった長男では、いくらエジソンの箸で矯正してもダメだったのです。
大人になってから箸の持ち方は変わるか
エジソンの箸には大人用のものもあって、それを使って箸の持ち方を直す大人も増えているようです。
それだと直る人がたくさんいるみたいなので、長男も大人になってから再挑戦した方が良いかもしれないと思いました。
エジソンの箸は補助付きの箸で「正しい持ち方」ができます。
大人だと自分の手と指で箸の正しい持ち方を体験できることで、次に普通の箸に戻した時に持ち方のコツが身に付くみたいですね。
子供のうちにお箸トレーニングを完了させたい時は、できるだけ小さいうちに、普通の箸を与える前にエジソンの箸を使うのがおすすめです。
でも、ある程度大きくなって間違った箸の持ち方が定着してしまっている場合は、成長して大人になってから、あらためて箸トレーニングに取り組む方が効果が上がるのではないでしょうか。