子供の小学校の入学準備は必要な物を買い揃えるだけではありません。
こちらの記事では、子供が安全で楽しい小学校生活を送る為の『小学校の入学準備』をリストにしてまとめました。
入学までに何をやっておくべきなのか、何を準備すれば良いのか、詳しく解説していますのでぜひ読んでみて下さい。
目次
小学校の入学準備チェックリスト
1.小学校入学に必要な物を買い揃える
小学校の入学準備品には、「家庭で買い揃えるもの」「小学校から無料で配布されるもの」「小学校で注文を受け付けるもの」の3種類があります。
何を買い揃えるべきかは2月頃に行われる入学説明会でリストをもらえますので、それまでは勝手に買い置きせず待つようにしましょう。
教科書とノートは小学校から無料で配布されることも
義務教育期間に使う教科書は無料で配布されることが法律で決まっています。ですから、小中学校の間は教科書代を家庭で捻出する必要はありません。
学習ノートについては地域によって違いますが、各教科1冊ずつ無料で配布する学校が増えています。
ひとくちに学習ノートといっても、文字数やマス目の大きさなど、それぞれに特徴があり、どれを選ぶかは学校側で決められることがほとんどですから、説明を聞かずに勝手に買って来ないようにしてください。
その他の学校で使う学用品についても、学校指定のものをクラスごとにまとめて注文することが多いです。
小学校で注文する入学準備品
- 体操服
- 算数セット
- 習字セット
- 鍵盤ハーモニカ
- リコーダー
- 絵の具セット
- 裁縫セット
- 彫刻刀セット
これらのものは、ほとんどの学校で注文を受け付けているので、その時に購入すればわざわざ買いに行く手間が省けますね。
物によってはネット購入や大型スーパーの方が安い場合もあるものの、そこまで値段に違いはありません。小学校から注文した方が子供もお友達と盛り上がれたりするのでお友達作りのきっかけになるかも知れません。
家庭で買い揃える入学準備品
- ランドセル
- 筆記用具(えんぴつ、筆箱、消しゴム、サインペン、など)
- お道具箱セット(はさみ、のり、色鉛筆、折り紙、など)
- 粘土と粘土板
- ぞうきん(水拭き用、から拭き用)
- 上履き
- 上履き入れ
- 運動靴
- 防犯ブザー
- 雨傘
- 手提げかばん
小学校によって家庭で買い揃える学用品は違いますが、基本的にこうしたものを購入しておいて学校で使うことになります。
それぞれ、大きさや色などに学校のルールが決められていることもあるので、入学説明会で配られた書類を参考にしながら選ぶようにしましょう。
ぞうきんは学期ごとに2枚ずつ持って行く学校が多いです。100円ショップでまとめて買っておくと、子供に「ぞうきん出して!」と言われても焦らなくて済みますよ。
2.お勉強の習慣付けを少しずつ始めておく
これまでに机に向かって勉強をしたことのない子供だと、いざ小学校生活が始まって授業が本格化すると、気が散って落ち着かなくなってしまうこともあります。
そうならないように、入学前にお勉強の習慣を少しずつ付けておくようにしましょう。
難しい勉強をする必要は無く、机に向かって静かにできればOKです。1人で絵本を読んだりひらがなの練習をしたりするうちに、机に向かうことに慣れてくるはずです。
入学準備の勉強については、こちらの記事が参考になります。
小学校入学準備の勉強でおすすめの方法|入学までにしておく勉強とは?3.箸の持ち方使い方を教える
小学校の給食では箸を使います。これまでスプーンやフォークばかり使ってお箸の経験が少ないと、上手に持てなくて戸惑ってしまうかも知れません。
また、お箸が上手に使えないと食べるのが遅くなり、決められた時間内に給食を食べきれないこともあります。
担任の先生によっては、「お箸の持ち方が変だよ」「直した方が良いよ」と注意してくる場合もあるので、できれば入学までにきれいに持てるようにしておくと安心ですね。
子供のお箸の持ち方使い方を直す方法はこちらの記事でまとめています。
子供に箸の持ち方を教える方法|大人になってから恥をかかないよう小さいうちにお箸トレーニング!4.私服通学で着ていく洋服を準備する
日本ではほとんどの小学校は私服通学になっているため、「小学校には何を着ていけば良いのか…」と悩むお母さんも少なくありません。
季節や体型に合わせて洋服を変えていく必要がありますが、忙しい中でなかなか子供の洋服選びに手が回らないという場合も。
そういう時には私服のコーディネートをパターン化して、これにはこれ、あれにはあれ、という感じで子供でも分かりやすいように決めておくと時短になります。
お出かけ用ではない小学校用の私服は、デザインより機能性を重視して、子供が動きやすく脱ぎ着がしやすいものを選びましょう。
小学校の私服選びはこちらの記事でも解説していますから、参考にしてみてください。
小学校の私服はどんな服を何着揃える?|3児のママが解説します!5.登下校の安全対策を考える
小学生が登下校中に不審者に声をかけられたり追いかけられたりという事件は、頻繁に起こっています。
特に狙われやすいのが低学年で、入学間もない1年生が誘拐され殺害された事件も過去に数件起きていますよね。
万が一の事態に備える為には、登下校のルートの安全確認や、もしもの時にどういう行動をとるかを親子で話し合っておくことが何より大切です。
自宅から小学校までの道のりは、一度は親子で一緒に歩いて安全面の確認をしておいてください。
防犯グッズは必ず携帯させた上で、危険を回避する為に取るべき行動を言い聞かせましょう。
小学生向けのおすすめ防犯グッズ|登下校の防犯対策で子供を守る!不審者の他に、自動車や自転車との衝突事故にも対策が必要です。
歩道を歩く時、横断歩道を渡る時、信号が赤の時、色々な場面でどうするべきかを教えてあげて下さい。
6.家計が大変な時は就学援助費を申請しておく
家計が苦しくて子供の入学に掛かるお金が充分に準備出来ないときは、一定の条件を満たせば就学援助費を受給することができます。
入学前に審査が通っていれば入学準備金が受け取れるので、早目に申請を済ませておきましょう。
就学援助費の申請についてはこちらの記事を読んでみて下さい。
『就学援助費』申請理由の書き方と支給対象の条件|家計が苦しい時に利用する制度7.「小一の壁」対策をしておく
子供が小学校に入学すると、小一の壁にぶつかって悩んでしまう親御さんも多いです。
小一の壁とは、共働き世帯のお父さんお母さんが、子供が小学校に入学することでぶつかる壁のことです。
それまでは保育園や幼稚園で夕方から夜まで子供をあずかってもらっていたのに、小学生になると下校時間は早く、夏休みや冬休みなどの長期休暇もある。
最初は「何とかなるだろう」と思っていたけれど、実際にはじまると子供の小学校生活に合わせるのが大変…と感じてしまうのです。
小学校の生活リズムはあらかじめ分かっていることですから、入学前に、こういう時はどうするか…ということをしっかり計画しておきましょう。
小一の壁については、こちらの記事を読んでみて下さい。
「小1の壁」で仕事をやめた…退職しない為にはどうすれば良かった?8.PTA活動の予定を立てる
ほとんどの小学校では保護者が対象のPTA活動があります。
学校にもよりますが、PTA活動は子供が在籍している6年間の中で1度(1年間)は引き受けなくてはいけないというルールがよくあります。
働くお母さんなら子供が低学年のうちに早めに立候補して終わらせたり、下の子がまだ小さい時には、後回しにして5,6年生で引き受けたりと、家庭の状況に合わせて調整している人が多いです。
どうしても無理な場合はPTAを拒否できることもありますが、デメリットが発生することもありますので、慎重に考えるようにしましょう。
PTAを退会するデメリット|「PTAをやめたい」と思った時に知っておくべき子供への影響小学校の入学準備はいつから始める?
小学校の入学準備は5歳児の年長から始める場合が多いですが、日が迫ってから急いで始めるよりは、少し余裕をもっておいた方が良いです。
小学校に入学したての1年生は新しい環境に心と体を慣らせることが大変で、しばらくの間は気持ちが不安定になったり、体調を崩すこともよくあります。
しかし、早目に入学準備をしておけば気持ちに余裕があるため、比較的ラクに環境に馴染むことができるのです。
ですので「小学校の入学準備はいつから?」という疑問の答えは、大体年中くらいになれば少しずつ始めても良いということになります。
まずは、自分が通う小学校はどこなのか、どうやって行くのか、小学校では何をするのか…。そうしたことを理解していくうちに、だんだんと心の準備が整っていきます。
入学シーズンになると新一年生向けの書籍も本屋さんにたくさん並びますから、親子で読みながら「小学校ではこんな風に一日を過ごすんだね!」とお話ししてあげると子供も理解しやすいですね。
入学準備に勉強はしておいた方がいい?
小学校に入るとなると、「ひらがなや計算、英語もやっておいた方が良いかしら…」と心配する親御さんは多いです。
もちろん勉強ができた方が良いかも知れませんが、1年生はまず基本から習っていくので、あまり入学前にあれもこれもと勉強させなくても大丈夫です。
逆に、親が張り切りすぎて詰めこみ教育をしようとすると、子供の方が小学校入学準備の段階で「勉強嫌い」になってしまうことも…。
入学前なら無理に勉強させようとせず、本人が楽しめる範囲でひらがなや足し算引き算をやってみてください。
小学校が始まればイヤでも授業が始まって宿題が毎日出ますので、それまではのんびりさせてあげても良いかも知れません。
小学生の自宅学習でおすすめの教材は、こちらの記事で特集しています。
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