幼稚園に入園すると、お友達の影響やテレビの情報から習い事を考えるご家庭も多いですよね。
最近は習い事も種類が増えて、子供自身が楽しんで取り組めるものも多いため、複数の習い事を掛け持ちをしている幼稚園児もたくさんいます。
親としては「子供の為ならいくらでも習い事をさせてあげたい」というのが本音ですが、とはいえ費用面を考えると、そうもいかないのが現実です。
そこで気になるのは、他の家庭はだいたいどのくらいの費用を幼稚園児の習い事にかけているのか?という疑問です。
いやらしい話になりますが、やっぱりよそのお家がどれくらい習い事に使っているのかは、どうしても気になってしまいます。
ただ、直接「習い事にいくら使ってるの〜?」って聞くのも失礼ですよね。
そこで、こちらの記事では幼稚園児のいる家庭の習い事の費用はいくら位が平均なのか、詳しく調べてみました。
また、親の年収の何パーセントを子供の習い事にかけるべきなのかも紹介しています。
子供の習い事にかける費用に悩んでいる時に、目安にしていただければ嬉しいです。
目次
幼稚園児の習い事の費用 5,000円~15,000円
幼稚園児の習い事で平均的な費用としては、月額「5000円~1万円」の割合が最も多いです。
それくらいの金額だと家計を圧迫することがあまり無くて、毎月払うにはちょうど良い金額ですね。
私の子供もダンスと進研ゼミをやっていますが、2つ合わせて8000円位なのでちょうど平均費用の範囲内になっています。
続いて多いのは「5000円未満」です。
5000円未満は、子供に習い事をさせる親としては理想的な金額ですね。
長く続けても負担が少ないですし、時には子供がサボっていたとしても、高額な習い事のように「お金が勿体無いでしょ!」と怒鳴らなくても済みそうです。
私の場合であれば、進研ゼミかダンスどちらかにすれば5000円未満で済みます。
おそらく5000未満の金額だと、習い事は1つに絞っていることになるのではないでしょうか。
3位は「1万円~15000円」です。
少し収入が多かったり、家計に余裕のある人であれば幼稚園児でもこれ位の費用をかけるんですね。
ということで、家庭の平均年収などによって1つ1つの家庭を見ていくとかなりの差はあると思いますが、一般的な家庭では幼稚園児1人にかける習い事の費用は「5000円~10000円」が多いことが分かりました。
ちょっとお金に余裕のあるお家だと、15000円くらいかけているお家もあります。
それでは次は、「お金がかかる習い事は何なのか?」を紹介します。
幼稚園児でもお金のかかる習い事とは
幼稚園児の習い事でも、特にお金がかかると言われている習い事が3つあります。
- 1位 バレエ
- 2位 ピアノ
- 3位 バイオリン
この3つです。
まず、ピアノやバイオリンなどの楽器系の習い事は、自宅で練習するために楽器を購入しなくてはいけません。
この楽器自体が高額なので、買う際に大きな出費になりますよね。
ピアノでも電子ピアノだと数万円から手に入りますが、アップライトピアノやグランドピアノを買おうと思うと中古でも20万円以上は平均額でかかるようです。
また、バイオリンはレンタルで貸し出してくれる教室も中にはありますが、ほとんどの所では自分で買わなくてはいけません。
子供用のバイオリンであれば1万円くらいでも手に入るものの、ずっと続けるとなると、どこかのタイミングで本格的なものを購入することになります。
習い事の発表会の出演料も高くつく
そしてこの3つの習い事の発表会の相場が高いことが多いです。
バレエは大きな発表会になると10万円ほどかかることもあると、習っているママから聞いたことがありました。
出演料とは別に撮影料や先生への謝礼や花束などを購入することも多いです。
他にも、芸術系の習い事は衣装代や会場費だけでも相当かかるので、親は覚悟しなければいけません。
発表会を観に行く家族も普段着では浮いてしまう場合もあるので、それなりにきちんと感のある服装を準備していたら、総額でかなり大きなお金がかかってしまいます。
『習い事貧乏』にならないように工夫する
「習い事を始める時に子供がやりたいと言う習い事を全部やらせてあげたら、費用がとんでもない金額になった…」と言うお話をよく耳にします。
途中で子供が「やめたい」と言った時には一時的な出費で済みますが、全部を続ける状態が維持されれば、支払いが大変な月も出てきたりしますよね。
最初は無理なく払えてたけど、自分の好きな物や家族の必要な物を買うためのお金が回らなくなったり、子供の為と先行投資しすぎて支払いがきつくなっているママを何人も見てきました。
習い事は小さい頃からやらせた方が覚えるのが早かったり、遅く始めた子に比べたら出来るようになるタイミングは早く来るかもしれません。
でも、あまり幼稚園の頃から習い事だらけにしてしまうと、子供も内心では「疲れたな…」と思ってしまったり、費用の面でも家計を圧迫しかねない事もあります。
私のママ友は、子供の習い事の費用を捻出するために、最初は予定していなかったパートを見つけて働きはじめました。
本当は「下の子が大きくなるまでは家にいたい」と言っていたのですが、子供の希望通りに習い事をさせたせいで、家計がまわらなくなってしまったのです。
そういう現実を目にすると、幼稚園の頃から子供がやらせたいものをやらせすぎるのも後々大変になって来るな…と感じます。
習い事はやらせるにしても1つか2つに絞って、これから先本当にやりたいことが出てきた時の為に貯金をしておく方が良いかも知れないですね。
親の年収の何パーセントを習い事にかけるべき?
実は習い事はその家庭の収入に対して何%、と、だいたい計算ができます。
基本的には自分の家庭収入の「4~5%」と言われています。
例えば月収の平均が25万の家庭で考えると、だいたい「1万円~13000円」になります。
この金額は子供全員分になりますので、2人3人とお子さんがいるお家だと、その人数分で割って1人にかける金額の目安を確認して下さい。
これが家計を圧迫せずにできるだいたいの平均値になります。なので、収入が多ければその分かけられる費用も高くなりますが、逆に収入が少なめだと習い事に回せるお金がほとんどないということもあります。
習い事の費用がオーバーすると家計に響く
この目安金額をオーバーしていると、予想外の出費が出た月などは払いきれなくなり、それこそママがプラスで稼いで来るか、削るかのどちらかをやらなければいけなくなります。
そして習い事は月々のお金だけでは無くて、発表会や大会、コンクールなど大きな見せ場もあるので、そのタイミングに差し掛かると衣装やら何やら多額の費用がかかってくるので、月々だけを見て決めるのは危険です。
私のダンスも2年に1度の大きな発表会の時は、衣装や会場関係の金額も合わせて「6万円」の出費になりました。
そういうことも入会前に必ず確認してから、始めるようにしましょう。
習いはじめてから「やっぱり費用が払えない…やめるしかない」となれば、可哀想なのは子供です。
子供を悲しませない為にも、無理そうなら最初から「この習い事は今は無理、もう少し大きくなってからね」などと言って、余計な期待をさせないようにした方が良いです。
幼稚園児の習い事費用は月収の4~5%を守って
幼稚園時期は意外と空き時間が多くて、帰りも早かったり、ママも土、日はお休みの人も多いので習い事をさせたくなりますよね。
幼稚園年中くらいになると、今まで習い事をしてなかった子が始めたり、2つ3つと習い事増やし始める家庭も多くなるので少し焦ってしまうこともあります。
ですが、子供の習い事で無理をしてしまうと急な出費の時に大変な目にあうこともあります。
幼稚園児の間は貯金をメインで考えて、習い事は月収の4~5%を目安に決めるようにしてくださいね。