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子供会にメリットある?「強制加入」でデメリットしか感じない

私達家族は、3年前に新築一戸建てを建てて引っ越してきました。

引っ越し作業が終わり、子どもの小学校の手続きをするとすぐ、子供会の役員という方が家にたずねてきて会費や行事の説明をはじめました。

それを聞いていると、どうやらこの地域はお祭りが盛んなよう。

秋祭りの時期になると、親は寄付金集め、子どもは太鼓の練習で毎日大忙しになるとのこと。

それを聞いて

「うちは共働きだし、子どもも人見知りで参加できるか分からないので、とりあえず入会は見合わせたいです。前に住んでいた所でも入っていなかったですし」

と、伝えました。

もし参加するなら夫婦で協力するしかありませんが、その時は夫が仕事でいなかったため、私の一存で決められないと思ったのです。

でも、その役員さんは全然聞き入れてくれず、「とりあえずここに名前と住所を…」と、強引に入会届を書かされてしまいました。

その方が言うには、「子供会は子どもにとってメリットがいっぱいだし、お父さんお母さんも絶対楽しめる。もし嫌だったら、いつでも途中退会ができる」ということでした。

子供会はいったん入ると抜けられない?

「みんな共働きで助け合ってるから!」と強く言われ、流される形で子供会に入ってしまった我が家。

しかし、最初の集会で、まず驚くことを言われました。

「小学4年生以降は子供会を抜けることはできません」

会長さんがみんなに向かって説明しているのを聞いて、目がテンになりました。我が子はちょうど4年生になったばかりなのです。

会長さんが言うには、4年生からは親が絶対に何かしらの役員を務めなくてはならず、それは3年生の秋に全てが決められる。

だから、途中で抜けると穴が開いてしまう、という理屈でした。

でも、それならうちの場合は1カ月前に越してきたばかりで役員は決められていないはず…

と思い、「それなら抜けます」と言おうとすると、すでに私の役員の仕事は6年生の分まで決められており、それは突然の転勤で抜けてしまった人の穴埋めだったのでした。

「昨今の少子化で、会員数が減少する中、この方法しか子供会を存続させる方法はありません」と言われると、仕方ないのかなと、その時は思いました。

子供会のお祭りなんてやらなくて良い

春から新一年生の歓迎会や遠足、サッカー大会など、小学校と変わらないくらい様々な行事がある子供会。

私も他のお母さん方と協力しながら、できるかぎり参加しました。

子どもは楽しそうにしていたので、新しい土地に引っ越してきて、お友達に馴染むきっかけになったかも知れないと嬉しく思いました。

しかし、大変だったのはお祭りの前後です。

まず親の負担として大きいのが寄付金集め。

かなり離れた場所の、縁の無い地域にまで出向いて頭をさげて寄付を集めなくてはならず、これは私にとって衝撃でした。

確かに、神輿の修繕にお金がかかるのは分かりますが、まったく知らない人にお金を出してくれと頼んで歩かなくてはいけないとは…

この地域の人は大体分かっているようで、当然のようにやっているのですが、こういうのになれていない私は、とても暗い気持ちになりました。

もちろん、子供会役員もそれぞれ高額の寄付金を支払わなくてはいけませんし、祭り当日にはお花代という寄付金もまた必要だと言われました。

子どもの太鼓の稽古では、いかついおじさん達がお酒を飲みながら怒鳴りまくり、子ども達は怯えながら太鼓を練習しています。

そのおじさん達にお酒をついだり、おつまみを用意するのも、子供会のお母さんの仕事…

この光景も、祭りのない地域で育った私には衝撃的で、こんな風に子どもが怖がってまで、祭りをやる意味なんてあるのだろうか…と、とても不安になりました。

祭り自体は無事に終わったのですが、この間に感じた嫌な気持ちが、あとあとも残ってしまいました。

子供会は強制加入

子供会の祭りがとても嫌になり、また来年同じことがあると思うと、すごくストレスに感じました。

なので、思い切って会長さんに「抜けたい」と申し出ましたが、「自分が抜けることで回りにどれだけ迷惑がかかるか分からないんですか?」と言われ、聞き入れてもらえません。

子供会は任意加入のはずが、これでは強制加入です。

そもそも最初は「いつでも抜けられる」と言っていたのに、その役員さんも、今ではそんなことは知らぬ存ぜぬという感じ。

みんな大変だから、無理やりにでも仲間を増やしたいと思って強制的に加入させているのでしょうけれど、それはすごく逆効果のような気がします。

本当に子供会の会員を増やしたいなら、もっと負担が減るようにしたら良いのに…と思いますが、私は新参者で発言権が無いので、ただ言われたことに従っています。

子どもが小学校を卒業するまでの2年、あと少しあと少しと自分を励ましながら頑張るしか無いですね…

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