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「担任に家庭訪問に来て欲しくない!」家の中に先生を入れたくない時はどうする?

春になり新年度が始まると、子供の学校の家庭訪問に心を悩ませる親御さんも多いのではないでしょうか?

私が行なっている育児カウンセリングの中でも、「どういう風に担任の先生をおもてなしすれば良いのか分からない」と相談されるお母様がいらっしゃいます。

新しく我が子を受け持ってもらう担任の先生。

「できるだけ好印象を持ってもらいたい!」と、思ってしまいがちですが、先生は家庭訪問で「おもてなし」なんて期待していません。

ですから、そんなにお母様が悩む必要は無いのです。

学校が家庭訪問を行なう理由は大きく分けてこの2つだけ。

  1. 児童・生徒の自宅周辺の地理的状況を把握する
  2. 家庭の中に何らかの問題が隠れていないか確認する

ですから、先生は家庭訪問でどんな応対がされたかなんて、1つ1つ覚えていません。

普通に先生を迎えてお話しするだけで、他には何もする必要はありませんし、気を使わなくても大丈夫なのです。

家庭訪問に関する質問の中で多いのが、先生を家に入れるべきか…お茶やお菓子を出すべきか…という心配事。

これについては正解はありませんが、私の経験から感じていることをアドバイスさせていただきますね。

家庭訪問で担任が家に入ってくるのが嫌だ!

まず、家庭訪問で自宅に来た担任を家の中に入れるかどうか…。これについては、ほとんどの親御さんが悩んでいるようです。

掃除が大変だから出来れば玄関ですませて帰って欲しいけれど、マンションなどの狭い玄関だと担任に失礼ではないか…と、心配になることもありますよね。

結論から言うと、家庭訪問は玄関先で大丈夫です。

私の知り合いの複数の教職員に確認しましたが、みんな「玄関先で良い」と言っていました。

担任は何も子供の家の中に興味があって訪ねて来ているわけではありませんから、特別な事情が無い限りは玄関ですませてしまって問題ありません。

担任に伝えたい事があれば家の中に

基本的には家庭訪問は玄関先ですませて大丈夫ですが、お子さんに関して担任にしっかりと伝えておきたい心配事があったり、学校生活の中でお子さんが悩んでいるようなことがある場合には、玄関先は不適切ですからお家の中にお招きしましょう。

また、事前にプリントで「勉強部屋を見せて下さい」などと連絡があった時には、玄関先ですますことは無理なので諦めて先生を迎え入れるようにしてくださいね。

家庭訪問に対する先生の本音

家庭訪問で先生にお茶やお菓子を出した方が良いのか…というのも、悩ましい問題ですよね。

これについては、「担任の先生を労うためにお茶くらいは出してあげたい」という人もいれば、「どうせ飲んだり食べたりしないんだから出さなくても良い」という考えの人もいます。

私自身の経験を振り返ると、一応お茶とお茶菓子は出すようにしていました。

ただ、お茶は飲んでもお茶菓子に手をつける先生はいませんので、あまり深く考えず、形だけのつもりでお茶に添えていましたね。

先生の本音は「家庭訪問で長居はしたくない」

知り合いの小中学校の先生に本音を聞いても、「お茶はともかくお茶菓子はあまり用意して欲しくない…」と言っていました。

理由は、お茶菓子を食べるとなれば平等にみんなの家で食べなくてはいけなくなるし、一件一件に時間をかけると、予定時間が遅れて大変なことになるからだそうです。

また、たとえ先生でも初めてのお家は緊張して、落ち着かないため、なるべく早く切り上げたいという気持ちもあるようですね。

先生としては、「玄関先で軽く談笑して、お茶を一口いただいて帰る」というのが、一番ラクなのではないかと思います。

家庭訪問への苦手意識を払拭しよう

新年度が始まったばかりで、ほとんど何も知らない初対面の先生が家庭訪問に来るというのは、親にとって気が重いイベントであることは間違いありません。

でも、あまり深刻に考えずに軽く受け流すことで苦手意識は払拭することができます。

「家庭訪問が嫌だな…面倒だな…」と悩んでしまう人は、行動をパターン化してしまえば気持ちは軽くなります。

行動をパターン化してストレスを軽減する

先生が家に来た時の言葉、行動、玄関先のどの位置で話すか、お茶とお菓子は出すか、出すならどんな言葉かけるか…など、1つ1つをパターンにして固定してしまいましょう。

そうすると、その場その場でいちいち考えたり悩んだりしなくて良いので、心の負担は今よりも軽くなるはずです。

「どうしよう…」と悩まずに、「こうしよう!」と決めることで、ストレスはかなり軽減できるものですよ。

「家庭訪問が嫌だからやめて欲しい!」どうすれば家庭訪問を断ることができる?