上の子は小学1年生から暗記を主に教える学習教室に通っていました。
そこは、幼児教育もされていて、受験に備えるためにも習わせている人がいました。教科は算数で、月謝は7400円でした。
習い出して子供が問題の意味が解らなくなると、「国語を習わないと効率良く学習できない」と教室側に言われましたが、しばらく様子を見ていました。
しつこい勧誘が転塾のきっかけに
学習教室で国語まで習わせる事には抵抗があって、何度か断ったものの、教室の先生からはしつこく誘われました。
今習っている算数に国語もプラスすると月謝が14800円になり、私的には「高い」と感じました。
そこで、同じ算数と国語でももっと安く教えてくれる所はないものかと、近くの塾を覗いてみました。
その塾は、国語と算数で9900円でした。「子供に考えさせる」ということを主体にしたグループ授業の塾です。
週二回でしたが、夏休みなどの休暇中は13000円位に金額がアップするとの事。
迷いながらも通わせてみると、教え方も日数も満足のいくものでした。
クラス分けで月謝が高くなった
4年生になる前には、「学力に応じてクラス分けをする」ということで試験を受けました。
試験で決まったクラスは、教科が国語と算数で月謝14000円でした。理科と社会をセットで4教科にするなら18000円になると言われました。
夏休みなどは27000円くらいに上がりましたが、授業内容や日数を考えると充分納得できる金額かなと思いました。
ただ、そのクラスが娘には難し過ぎたようで、大変そうにしていました。
4年生で既に中学のレベルの問題も扱っていて、進学塾なら当然なのかも知れませんが、娘は「しんどい」と言っていました。
「そんなに大変なら塾を辞めていいよ」と言ってみたのですが、意外にも娘は「やめない」と言います。
これまで継続して学習した事を途切れさせたくないと思っていたみたいです。
過去問題集に学校用の教材など出費が増えた
塾には年に6回「公開テスト」というものがあり、1回3600円が必要になりました。
これはすごく難しい問題ばかりで、教科書にも載っていないような問題ばかり出題されるので娘は苦労していました。
塾の先生に「公開テスト」に向けた学習方法を聞くと、「過去問題集があるからそれで勉強したら点は取れます」とのことでした。
「テストの上位の子は、みんなこれを持っている」と言われると、「我が子だけが持っていないならかわいそう」と急いで購入しました。
過去問題集は1教科につき1800円です。それを毎年買うことになりました。
「公開テスト」のために過去問題集を使って勉強すると、一回分丸ごとが同じ問題だったこともあり、びっくりするような結果に「これでいいものか」と不安が残りました。
基本的なことはテストの問題もあるのですが、学校とは違う出題の仕方をしているため、子供には同じ意味(解き方)だと理解できなかったようです。
しかし、塾の教育方針で学習ができないとクラスが下がるので、何とかしてクリアすることだけに親子で頑張りました。
学校の教科書の問題と全く違うことを習っているのですから、学校の勉強と塾の勉強と両方を同時に進めなくてはいけませんでした。
教材も、学校の勉強のために年間8000円位かかりました。塾の教材は年間で4万位でした。
授業が解からなくなるからと、教材とは別に参考書を2300円で4冊買いました。
「ここまでしなくても」と感じる事も
結局、塾に通わせ続けてみて、「勉強の方法」は身に着きましたが、「ここまでしなくてもいいのに」とも、いつも思っていました。
今思えば、もっと遊ばせてあげたかったですし、友だち関係や地域的な行事でも楽しい経験をさせてあげたかったという後悔があります。
今ならインターネットで無料で学習をすることも可能なわけですから、あんなに焦って塾に行かせなくても良かったのかもと思います。
子供の通信教育は塾より安くてメリットがたくさんあった