子育てで忙しい毎日を送っていると、「誰かに手伝って欲しい、助けて欲しい」と感じることは多いです。
そんな時に頼りになるのが夫の母親である義母ですが、自分の母親に手伝いをお願いするのとは違って、お義母さんにお願いするのでは言い方や伝え方、手伝ってもらった時のお礼などが全然違ってきます。
自分の親であれば簡単にお願い出来ますが、お義母さんとなると簡単に「うちの子をお願いね!」とは言えないのが難点ですよね…。
ただ、共働き夫婦だと、子供が熱を出して登園出来ない時や、仕事が長引いてお迎えに行けない時など、人の助けを借りなくてはいけないタイミングが次々に起こるものです。
もしも義母が子育てに協力的なら、助けてもらった方が良いに決まっていますよね。
こちらの記事では、子育てのお手伝いをお義母さんにお願いしたい時の伝え方や、その後のお礼はどうしたら良いか?などを詳しくまとめました。
義母に子育てを手伝って欲しい時の頼み方
自分の母親であれば「〇〇をしてちょうだい」とか「〇〇やっといてね」位で簡単に伝わりますし、言い方も特に気にしなくても良いですが、やはり義母となるとそうはいきませんよね。
少しのことで機嫌を損ねる義母も少なくないだけに、先のことを考えるとできるだけ良好な関係は保っておきたいところです。
そこで、まずは最初の切り出し方ですが、控えめな口調ながら内容はストレートに伝えましょう。
「お義母さん、◯日なんですけど、◯◯をお願いしても良いですか?」「どうしても仕事の都合がつかなくなってしまったんです」
最初に要件を言って、続けて理由を話します。
なぜこのような伝え方が良いかというと、年配の方は話を最後まで聞かずに判断することが多いので、こちらがまごまごしていると内容がうまく伝わらなかったり誤解を生む可能性もあるからです。
ですから余計な言葉は付け足さずに、まずは単刀直入に要件をはっきり言うことが大切です。
その時に、申し訳無さそうな表情や仕草をすることで、義母にも気持ちが伝わります。
常に謙虚な気持ちでお願いする
義母に子育てを手伝ってもらう機会が増えると、こちらも無意識な横柄な態度になりがちですから気を付けましょう。
特に二世帯で同居していると、だんだんと「協力してもらうのが当たり前」といった感じで、感謝の気持ちが薄れてしまうものです。
しかし、やっとのことで子育てから解放された義母にとっては、たとえ孫とはいえ、そんなに度々押しつけられると嫌気がさすこともあります。
どんなに良いお義母さんでも息子夫婦から『子育てを手伝って貰って当たり前』と言うようなスタンスでいられると不愉快になりますし、それが続くと「もう孫の面倒は見たくない」「私はベビーシッターじゃない」と言われてしまうことも実際にあるのです。
ですから義母に子育てを手伝ってもらう時は、必ず、「いつも助かっています」「お義母さんのおかげで安心して仕事ができます」などと伝えて、毎回「有難うございます」と言うようにしてください。
義母の子育てが間違っていると感じたら
昔と今では子育てのやり方の違いもあったり、そもそもの考え方が違っていてお互いに違和感を感じることもありますよね。
でも、こちらから協力をお願いしているのに頭ごなしに「これは違う!やめてください!」なんて強く言うと、関係がこじれてしまいます。
「お義母さんの孫への接し方、今の時代にそのやり方はちょっと困るな…」と感じたら、「お義母さんすみません、出来れば〇〇のやり方でやって貰えると嬉しいです」と伝えましょう。
その時に、自分が参考にした育児書などを見せて「今はこういう育児法が主流になっているそうです」と説明して理解してもらって下さい。
やはり同じ子育てでも、昔とはやり方が違うところが沢山ありますよね。
義母の子育てに「これはちょっと…」と戸惑いながらも黙ってモヤモヤするよりは、同じ子育て仲間としてコミュニケーションをとりながら『親としてやって欲しい子育て方法』を伝えた方が、お母さん自身が安心できます。
また、義母の方も心の中でイライラされるよりは、きちんと言葉にして伝えてもらった方が有難いと感じているものですよ。
子育てを手伝ってもらった義母にお礼は必要?
義母に子育てのお手伝いをして貰ったら、何か菓子折りなどのお礼は必要?と思うかもしれませんが、それは時と場合によります。
同居している場合や家が近くてよく会う場合は、その都度にお礼をするのではなく、お義母さんの誕生日や母の日を盛大にやってあげると良いですね。
家が遠くて年に数回くらいしか子育てでの協力をお願いしない時は、菓子折りやお花など、義母の好みに合わせてお礼を用意して感謝の気持ちをあらわしてみましょう。
義母にとっては孫の世話は当然と考えているので、「お礼なんていらないわよ」と言われることも多いかも知れません。
でも、何もしないよりは少しでもしておいた方が後々また頼みやすくなります。
その場では「何もしなくて良いわよ!」と言っている義母に限って、陰では親戚やご近所に「うちの嫁は全然気遣いが無くて、孫を預かってもお礼の一つも寄越さないのよ」なんて平気で言っているものです。
大げさなことはしなくて良いですが、小さな菓子折りだけでも1つしておけば、後で陰口を言われる心配が少なくなりますね。
積極的に義母に子育てを手伝ってもらおう
育児は本当に時間と体力勝負で人の手も借りたいときが沢山あります。
でも旦那さんはお仕事でなかなか育児には参加できないことが多く、どうしてもお母さんのワンオペ育児になりがちです。
そんな時、実母ばかり頼ると実家の負担が大きくなりますし、義母の立場的にもよく思われないこともあります。
子供にとっても、家族みんなに接して優しくしてもらった方が良いですから、義母にも積極的に子育てのお願いをしてみましょう。