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0歳児の赤ちゃんの熱中症対策|真夏の暑さから赤ちゃんを守る方法

猛暑日の続く日本の夏、体温調節がまだうまくできない0歳児の赤ちゃんだと熱中症の心配がありますよね。

産まれてすぐの赤ちゃんは泣くことでしか不快感を伝えられないので、暑くて具合が悪くなってないか、熱中症の症状がでていないか、大人が常に気を配らなくてはいけません。

こちらの記事では、0歳児の赤ちゃんの熱中症対策には何をすれば良いのか、普段の生活で心掛けるべきことをまとめました。

大人でも体調を崩すほどの暑さが続きますから、赤ちゃんを熱中症から守る為に、ぜひ参考にしてみて下さいね。

0歳児の赤ちゃんが熱中症になる原因とは?

赤ちゃんは大人よりも体温が少し高めになっています。

汗をかく器官、汗線の数は大人と変わりませんが、赤ちゃんの場合体が小さいため汗線が密集しているんです。

そのため赤ちゃんはとても汗っかき。体内の水分が外に出やすくなっています。

大人でも長時間暑い場所にいると水分と塩分が失われてしまい熱中症になってしまうので、体の機能がまだ未熟な赤ちゃんだと、なおさら熱中症になる確率が高くなってしまうんです。

いくら暑くても赤ちゃんは「暑い」と伝えられませんし、自分で涼しい場所に移動したり、服を1枚脱いだりはできないですよね。

ですから、お父さんお母さんが気温や室温に気を配りながら、赤ちゃんが暑がっていないか、体温が上がりすぎていないか、気を付けてあげることが大切なのです。

0歳児の赤ちゃんの熱中症対策

0歳児の赤ちゃんの熱中症対策は大きく分けて三つあります。

1.小まめに水分補給をする

大人も子供も夏場の水分補給はとても大切です。

母乳やミルクをまだ飲んでいる赤ちゃんであれば母乳やミルクから水分が取れますが、飲んだ量を把握しておかないと、思っていたより飲めていないこともよくあります。

特に母乳は飲んだ量をはかることができないため、「母乳を飲んでいるから水分補給は大丈夫」とは言い切れないのです。

おむつ替えの際におしっこが少ないと感じたら、赤ちゃん用の麦茶などを飲ませてあげてください。

哺乳瓶やマグに麦茶を入れてあげて、適度に水分補給させてあげると良いですね。

麦茶が苦手な赤ちゃんには湯冷ましに少量の砂糖を入れて飲ませてあげると、喜んで飲んでくれることもあります。

涼しい室内にいても、適度な水分補給は大切です。

ただ、冷たすぎる飲み物では赤ちゃんはお腹を壊してしまいますので、麦茶や湯冷ましが冷えている時には、お湯を足して温めにしてあげてください。

2.赤ちゃんの身体の熱を逃がしてあげる

赤ちゃんは体温調節がまだ未熟です。

ベビーカーに乗っている赤ちゃんは地面との距離も近いため、地面の熱で熱中症になる事もあります。

ジェルの保冷剤をタオルで巻いて背中に置いてあげたり、ベビーシート用の保冷剤を使ってあげてください。

ベビーカーは風通しが良さげに見えますが、実はあまり風通しがよくないんです。

ですので、外出の際は適度に休憩させてあげて、風通しのいい場所でベビーカーから抱き上げてあげましょう。

3.直射日光を当てないようにする

夏の日差しは痛いほど熱く、紫外線の刺激も強いです。

赤ちゃんには直射日光を当てないようにして、帽子や日除けのあるベビーカーを上手く活用してあげてください。

赤ちゃんによっては帽子を嫌がったりする子もいますので、好きなキャラクターの柄を選んだり、ワッペンを付けてあげたりして、赤ちゃんが楽しくかぶれる工夫をあげてください。

0歳児の赤ちゃんの熱中症の症状

0歳児の赤ちゃんはまだ言葉が話せません。ですので、大人が注意深く見てあげなければいけません。

0歳児の赤ちゃんの熱中症の症状と、その時に行なうべき対応をまとめました。

赤ちゃんの体がひんやりしている

暑くてグッタリしている赤ちゃんの身体が冷たく感じるのは、汗をかきすぎてしまい、汗でびっしょりの服が冷えて冷たくなっていることが原因です。

体温が高すぎる場合は保冷剤をタオルで巻いたものや冷えたタオルで体の熱を逃がしてあげます。

赤ちゃんのおでこや脇の下など股の付け根や首元、背中など熱が溜まりやすい場所に当ててあげましょう。

涼しい場所に移動させてあげることも大切です。

木陰や室内であればエアコンが直接当たらない涼しい場所に移動させましょう。

直接冷たい風に当たると逆に体内の水分が蒸発してしまい熱中症のリスクをあげてしまいますので、少し離れた場所で体を休ませてあげてください。

洋服はボタンをゆるめたりして服と皮膚の間に隙間を作ってあげて、風通しをよくします。

おしっこの量が少ない、唇がカサカサ

おしっこの量が少なくなって唇が乾燥している場合は、体内の水分が減っている証拠ですので、母乳やミルク、お茶や白湯などでまずは赤ちゃんの唇や体内を潤してあげましょう。

ただ、一度に大量に飲ませてしまうとむせてしまうこともありますので、少量ずつあげましょう。

乳幼児用経口補水液(イオン飲料)などには塩分も含まれていますので、飲ませられる月齢であれば少量だけ飲ませても大丈夫です。

もし次のような症状が出たら、救急車を呼ぶか急いで病院に連れて行ってあげてください。

[box02 title=”赤ちゃんの熱中症で受診するべき症状”]
  • 手足がかなり冷たい
  • 唇がからからに乾燥している
  • 顔色が悪い
  • 呼びかけても反応が弱い
  • おしっこがでない、涙が出ない
  • お腹の皮膚に弾力がない
  • ぐったりして青ざめている
  • 痙攣がある
[/box02]

これらの症状が見られたら熱中症が重症化している可能性が高いので、迷わず病院へ連れて行きましょう。

赤ちゃんは大人よりも早く重症化してしまうので、一刻も早く対応してあげましょう。

0歳児の赤ちゃんを熱中症から守ってあげて

0歳児の赤ちゃんはまだ自分の気持ちを言葉では話せないので、大人がしっかり見てあげましょう。

症状が出てしまってからだと親もパニックになってしまいますから、あらかじめ熱中症対策を頭に入れて心掛けておくことが大切です。

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