温暖化の影響で記録的な猛暑が続く真夏の日、赤ちゃんと一緒に外出することには不安もよぎりますよね。
あまりに気温の高い日だと、お出かけはやめておいて室内などの涼しい場所で過ごした方がいいのか…と、悩むママも多いのではないでしょうか。
でも、赤ちゃんを家の中に閉じ込めてばかりしておくことはオススメできないのです。
目次
夏でも赤ちゃんとのお出かけをした方が良い理由
赤ちゃんは生まれたばかりの頃は、昼夜の区別がまだついていません。
最初のうちはそれでも良いですが、ある程度の月齢になったらお昼間と夜の区別が分かるようにしておいた方が良いのです。
夏でもお昼にお散歩がてらお出かけすると、昼夜の区別もつきますし、夜泣きが減ってママ自身のストレス解消にもなります。
また、外の空気が肌に触れたり日光を適度に浴びることは、赤ちゃんの発育にはとても大切なことです。
時間帯に気を付けてお出掛けしよう
夏の日中は赤ちゃんにとって暑すぎてしまうこともありますから、午前中の涼しい時間帯に短時間お散歩するのが理想的です。
生まればかりの赤ちゃんはまだ紫外線などで肌がダメージを受けやすく、ばい菌やウイルスへの免疫もあまりないので長時間の外出は避けましょう。
生後2カ月ごろから外に慣らしていく
先ほど説明したように赤ちゃんでも夏のお散歩はOKですが、まだ新生児のうちは暑さや紫外線の負担が大きすぎます。
生後1カ月を過ぎるまではなるべくお家の中で過ごします。1カ月を過ぎたならベランダや玄関先で少しずつ日光浴をする時間を作り、生後2か月くらいになると、短時間ならお出かけができるようになってきます。
ただ、夏の直射日光は赤ちゃんにとって眩しいですし、肌への刺激が強いです。ベビーカーに日よけのカバーを付けたり、通気性の良い帽子などを使って守ってあげてください。
また、人の多い場所では感染症などのリスクもありますので、予防接種をしていない場合は避けましょう。
家の近くを軽く散歩するだけでも、赤ちゃんにとっても気分転換になっておすすめです。
赤ちゃんと夏のお出かけの注意点
真夏の日中はとても暑いですので、お出かけは短時間で終わらせるようにしてください。
外に出るのは朝早い時間帯や夕方の時間帯など、気温が高すぎない時を選びます。
それでも、お出かけ中に赤ちゃんが汗をたくさんかいていたり、疲れたりぐったりしてきたら早めに切り上げてお家に帰るようにしてください。
お出かけ中は小まめな水分補給やお着替え
大人よりも体温の高い赤ちゃんは汗をよくかきますので、小まめな水分補給が必要です。
汗をかいたままの衣類をそのままにしておくと、あせもになってしまったり風邪を引いてしまう可能性がありますので、汗をかいたら小まめに着替えさせてあげましょう。。
お着替えはいつでも一式持っておくと安心です。
また、ベビーカーで背中が濡れないように、汗取りパッドなどを上手に活用するのも一つの手です。
ベビーカーと抱っこひもを使い分ける
ベビーカーは荷物を置けたり、どんどん重くなっていく赤ちゃんが乗ってくれているだけでママとしては助かりますが、夏場は注意が必要です。
ベビーカーは地面との距離が近いので、地面の熱を受けやすいんです。
元々ついている日除けや、より紫外線をカットしてくれるカバーで日差しを避けることはできますが、ベビーカー内は熱がこもりやすいので、小まめに抱きあげて風通し良くしてあげてください。
抱っこひもはママと赤ちゃんの密着している状態ですので、体温が上がりやすく、また頭部に当たる直射日光にも注意が必要です。
大人が平気な暑さでも、赤ちゃんは洋服+抱っこひもに覆われており、汗を多くかきやすい状態でもありますので、長時間抱きっぱなしにしないように気をつけてください。
ベビーカーも抱っこ紐もどちらもお出かけには必須アイテムですので、シチュエーションに応じて使い分けてあげるといいかもしれません。
夏に赤ちゃんとお出かけする際の暑さ対策
真夏などのお出かけの際には暑さ対策をしてからお出かけしましょう。
日焼け止め
赤ちゃんの肌はとても敏感で、直射日光や紫外線に弱いです。
0ヶ月から使える日焼け止めが薬局やベビー用品売り場にありますので、塗ってあげましょう。
年齢別に使える日焼け止めが違いますので、ベビー専用の日焼け止めを塗ってあげると安心ですね。
日焼け止めにも種類がたくさんあって、伸びがいい乳液タイプ、軽い使い心地のローションタイプ、肌になじみやすい泡タイプなどたくさんあります。
赤ちゃんが使えるベビー日焼け止めは大人でも使えますので、ママと兼用すると荷物も少なくて助かりますね。
赤ちゃんの日焼け止めはこちらの記事を参考にしてください。
子供におすすめのノンケミカル日焼け止めまとめ|敏感肌でも安心して使える!赤ちゃん用の虫よけ
公園には色々な虫がいますよね。
夏になると蚊などの虫が発生しますので、虫よけ対策はしっかりしていきましょう。
蚊以外にも、草むらには多くの虫が潜んでいますので、服に貼るパッチタイプや手首に付けるリングタイプ、服にかけるスプレータイプの虫除けを活用しても良いですね。
赤ちゃん用の手作りの虫除けスプレーの作り方
市販の虫よけもいいですが、赤ちゃんへの刺激も心配ですよね。そんな時は自宅で簡単に虫よけスプレーが作れるんです。
ドラッグストアで手に入る消毒用エタノールとハッカ油を使えば、簡単に手作り虫除けスプレーができますよ。
作り方は、エタノール10mlにハッカ油10滴をスプレーボトルに入れてふります。よく混ざったら、お水90mlを足してもう1度ふれば出来上がり。
ハッカの効果ですーすーしますので、赤ちゃんに付ける時は少量を少しだけつけたり、エリの後ろや靴下などに少量を染み込ませて使ってみて下さい。
UVカット効果のある羽織りもの
肌が弱い赤ちゃんだと日焼け止めや虫除けクリームでかぶれることもありますから、日除け、虫よけに薄手の長袖を着せることで代用してください。
手を舐めたり、指しゃぶりすることが多い赤ちゃんは、指に日焼け止めを塗っていると舐めるのも心配ですから、UVカット効果のある上着なども赤ちゃん用が売っていますので、長袖を1枚用意しておくと安心です。
保冷剤
保冷剤も赤ちゃんとの夏のお出かけにはかかせません。
ケーキなどの冷たいものを購入した時に貰える保冷剤などを使って、暑さを取り除いてあげることも大切です。
ベビーカーの場合は、タオルなどで保冷剤を包んで、背もたれに置いてあげましょう。
他にも熱がこもりやすい脇や首筋などに置いてあげると、暑さが上手く逃げてくれます。
冷えすぎると逆に風邪を引いてしまいますので、タオル越しに冷たさを確認してからベビーカーに置いてあげましょう。
抱っこひもの場合は背中の部分にタオルで包んだ保冷剤を入れてあげましょう。
真夏でも暑さ対策をしながら赤ちゃんとのおでかけを楽しもう
夏でも、日差しや虫に気を付けながら、赤ちゃんと色々なところへ行きたいですね。
1歳を過ぎるまでは、あまりに気温が高すぎたり混雑している場所はおすすめできませんが、今回紹介した暑さ対策を実践して安全に気をつけながら、お出かけを楽しんでみて下さいね。
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