娘の学校では小学5年生になると4泊5日の自然学校があります。
親から離れて、子どもにしては長い期間の宿泊体験…ということで、親としては心配もあります。
ただ、いつも仲良くしてくれているAちゃんが同じクラスにいたので、この子と一緒にいれば大丈夫だろうという安心感があったのです。
ところが、自然学校5日間で行動をともにする班が、娘はAちゃんとは同じ班になれなかったようで、班決めの日の夜、娘は泣きじゃくっていました。
担任の説明ではグループは仲の良い子が一緒になれるように決めますと聞いていたので、「どうしてAちゃんと離れちゃったの?!」と、私も驚いてしまいました。
自然学校で友達と同じ班になれなかった!
娘が言うには、最初はみんな仲良しの子同士で分かれたけれど、うまく人数が合わず、5人ずつ班に分かれるはずが、4人だったり7人だったり。
先生が調整しようとしても、みんな「好きな子と一緒になりたい」と言って譲らなかったため、仕方なく、公平にくじ引きで決めることになったそうです。
もともとAちゃんしか仲の良い友達がいなかった娘は、くじ引きでAちゃんと離れてしまい、ほとんど話したこともないような子ばかりの班へ。
Aちゃんは友達が多いので、決まった班でも楽しそうにしていたようで、余計に傷付いてしまったようでした。
「どうしよう、もう絶対楽しくないよ…」泣きながらそう言う娘に、「新しいお友達を作るチャンスかもよ」と言ってみたものの、引っ込み思案な娘がどれだけ不安かは痛いほど分かるので、本当に可哀想に感じました。
グループを作り直すことはできる?
自分の経験を振り返っても、自然学校で一緒に活動するグループってすごく重要だったと思います。
そのメンバーの中で仲良しの子がいるかどうかで、5日間を楽しく過ごせるかどうかが左右されてしまいます。
考えれば考えるほど娘のことが心配になり、とりあえず担任に相談することにして、放課後に面談の時間を作ってもらいました。
事情を話すと担任は理解を示してくれたものの、「もう班長も決めて役割分担も話し合っている途中で、今から班を作り直すことは難しい」と言われてしまいました。
「最初に聞いていれば、配慮できたのですが、気付いてあげられなくてすいません」
と、担任は頭をさげて謝りました。
その時に言われてショックだったのは、実際に親からの要望で、仲良しの子と一緒になるように配慮した子が数人いたという事でした。
それなら、私が事前に担任に言っていれば、Aちゃんと一緒の班にしてもらえたのに…
そう考えると本当に残念な気持ちで落ち込んでしまいます。
担任は、出来上がった班を今更変えることはできないけれど、娘をAちゃんの班に入れることはできると言ってくれました。
しかし、それだと人数がおかしくなってしまいますし、何より娘が肩身の狭い思いをしそうなので、それについてはお断りしました。
親の根回しは早目にした方がいい?
友達の少ない娘の自然学校の参加には、ずっと不安を感じていましたが、説明会で「仲の良い子と一緒の班になれる」という言葉だけを信じ込んで、何も根回しをせず、担任に相談もせずに放置していたことを今となっては後悔しています。
他の保護者の方が担任に言いに行っていたなら、どうして自分は行かなかったのか…
反省ばかりしていますが、いずれにしても班はもう決まってしまったので、あとは少しでも娘が自然学校を楽しめるようにバックアップしていくしかありませんね…
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