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「赤ちゃんの習い事は必要?」赤ちゃんが習い事を始めるメリットとデメリット

0歳から始められる習い事は年々増えていて、お誕生日の近い赤ちゃんが習い事を始めたと聞くと「うちもやらなくちゃ!」と、気持ちが焦ってしまうものです。

「赤ちゃんの習い事は早くから始めた方が良いの?」と、頭を悩ませるママ達も多いですが、習い事を始めるタイミングはあまり早すぎると良くない場合も。

というのも、赤ちゃんの発達スピードはさまざまで、3歳くらいになるまでは、「出来る事と出来ない事」の個人差がすごく大きいのです。

ですから、「同じ月に生まれた赤ちゃんが習い事を始めたから、うちもやってみよう」と張り切って習い事を申し込んだママが、レッスンを進めるうちに自分の赤ちゃんだけ他の赤ちゃんより遅れているように感じて落ち込んでしまう事も少なくありません。

「みんなが出来ているのに出来ない」とか、「みんなはお利口にレッスンを受けているのにうちの子だけ泣いてばかり…」などと、早すぎる赤ちゃんの習い事がママの悩みの種になってしまうこともあるのです。

こちらの記事では赤ちゃんに習い事は必要なのか、早期に習い事を始めるメリットとデメリットを詳しくまとめました。

周囲のママ友が次々に赤ちゃんの習い事を始めて、「うちもやった方が良いのかな…」と悩んでいる人はぜひ参考にして下さいね。

赤ちゃんに習い事は必要?

0歳の赤ちゃんに習い事をさせる時、多くの親御さんは「発達が良くなったり、頭の良い子供に育つかもしれない」と期待をして始めるケースが多いです。

実際に赤ちゃん向けの習い事には右脳教育になるとか、天才児に育つとか、そういった売り文句で勧誘している教室もありますよね。

でも、赤ちゃんに習い事をさせて発達が良くなるというメリットに医学的根拠はありません。

また、早い段階で習い事を始めた子供の頭が良くなったという正式なデータも存在しません。

習い事を主催する会社が出しているのは独自に収集したデータがほとんどなので、自社に都合の良いように記載していたり、中には手を加えて印象操作を行っているケースもあります。

赤ちゃんに右脳教育をしても将来の成績には繋がらない

通信教育をする幼稚園児

確かに、数字や文字、英語など、みんながまだ習っていないうちから始めれば、スタートが違う分、他の子に比べて知っている事や出来る事が格段に違いますよね。

その効果で最初のうちは他の子と比べて「頭の良い子」に見えます。

しかし、それも小学校中学年くらいまでで、小学4年生くらいになれば、他の子供との差は完全に埋まってしまい、その時の頑張りが成績に響くようになります。

もちろん大きくなっても成績の良い子供もいますが、ほとんどの子供は他の子と変わらないくらいのレベルに落ち着いてしまうのが現状です。

つまり、赤ちゃんの内から右脳教育をしていてもしていなくても、将来の学力にはほとんど影響が無い。ということが言えるのです。

赤ちゃんは習い事なんていらない?

赤ちゃんの習い事は必要なのか、それともいらないのか、悩んでしまう親御さんも多いですよね。

赤ちゃんのはじめての習い事は、1人で立ち歩きができたり、先生の動作を真似したりママと一緒に周囲に協調できるようになる1歳半くらいから始める親子が多いです。

しかし、成長発達は個人差が大きく、習い事のようなグループ行動が好きか嫌いかも赤ちゃんによって違います。

ですからたとえ同じ年頃の赤ちゃん全員が習い事をしていたとしても、お父さんやお母さんが必要無いと感じるなら「うちの赤ちゃんには習い事はいらない」と決めてしまっても大丈夫なのです。

赤ちゃん自身がお家遊びだけでは物足りなさを感じているようだったり、パパやママが「そろそろ何か新しいことをさせてみたい」と感じることがあったなら、そこから自然な流れで楽しめる習い事を始めて見るのが一番良いです。

赤ちゃんに習い事をさせるメリット

赤ちゃんの習い事のメリットは発達や知能を良くする事ではなく、孤独になりがちな赤ちゃん育児の中で、ママがストレスを発散する機会が出来る、という事に尽きます。

1人で赤ちゃんと向き合っていると気持ちの余裕が無くなってしまいますが、同じくらいの月齢の赤ちゃんがいるママ達と交流する事で、気持ちをリフレッシュすることができるのです。

ですから、「赤ちゃんと一緒に気分転換をしたい」と思っているママは積極的に習い事をすることがメリットになりますし、「特に外に出たいとは思わない、今は他のママと交流したい気持ちはない」というママなら、無理に習い事を始める必要はありません。

まだ幼く自我ができあがっていない赤ちゃん期の習い事であれば、赤ちゃん本人に何か良い影響があるというよりは、お父さんやお母さんが楽しめたり親子で良い経験ができるということがメリットとなるのです。

赤ちゃんの習い事にデメリットはある?

赤ちゃんに習い事をさせるデメリットといえば、やはりお金がかかってしまうことや、赤ちゃんの性格や特性に合わなかった時にストレスの種になるということがあります。

赤ちゃんといえども習い事の教室に通えば親子で5000円~1万円ほどかかりますし、他にも教材費や施設料などの集金がある場合もあります。

費用がかかる一方で、赤ちゃんはまだ何かを身につけたり修練できるわけでもないので、習い事を続ける中で「特に何かを得られるわけでもないのに高いお金が掛かるのはつらい…」と家計へのデメリットを感じてしまうママも多いようですね。

また、赤ちゃんが人見知りや場所見知りが激しかった場合は、習い事に行くたびに泣いたりぐずったり、帰宅した後も機嫌が悪くて苦労したという親御さんもいます。

好きじゃない習い事に連れて行かれると赤ちゃんにはストレスになりますし、またそのストレスをぶつけられるお父さんお母さんもかなりしんどいですよね。

他にも習い事教室で人間関係やカリキュラムで嫌な思いをしたという親子もいますから、「習い事を始めれば赤ちゃんも楽しいはず」とは、一概には言えないのが事実です。

習い事トラブルについては、こちらの記事も参考になります。

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小さい赤ちゃんなら無理して習い事を始める必要は無い

まだまだ小さい赤ちゃんは、慣れない習い事教室に行くよりはお家の中でお父さんお母さんとスキンシップをしたほうがよほど情操教育になります。

その中で、「何か親子で新しい事を始めてみたいな」という気持ちになったなら、わざわざ教室に通わなくてもベネッセの『こどもちゃれんじ』のような自宅でできる通信教育の習い事を始めて見るのも良いのではないでしょうか。

通信教育であれば寒い冬や猛暑の夏に外に出なくても良いですし、ママの体調が悪い時でも家の中でゆっくりと取り組めます。

毎月自動的に教材が届くため、「次は何かな?」と、赤ちゃんと一緒に盛り上がれるのも良いですね。

月齢に合わせた知育玩具ははじめての赤ちゃんだと分からない事も多いですが、専門家が最適のものを選んで提供してくれるのは安心感があります。

お金をかけずに赤ちゃんと一緒に学習する方法

まだ幼い赤ちゃんに習い事をさせようと思うと、連れて行くお母さんの負担も大きいですし、お金も結構かかりますよね。

ですから、赤ちゃんのうちは本格的な習い事はせずに、無料で参加できる地域の子育てサロンを利用するのがおすすめです。

子育てサロンなら自治体などが運営していて安心感がありますし、料金がかからず当日参加が出来るイベントが多い事も、赤ちゃんのママにはメリットになりますね。

無料で参加できる子育てサロンとは?

「子育てサロン」とは、地域の社会福祉協議会が運営する子育て支援サービスで、未就学児と保護者を対象にしたさまざまなイベントを開いています。

手遊びや絵本の読み聞かせ、親子体操、自由遊びなど、地域の親子のふれあいの場として機能しており、高齢者のボランティアが劇やコーラスを披露することもあります。

内容は地域によって違いますが、子育てサロンは月に1回程度開かれていますので、市の広報誌などでチェックをして親子で参加してみてください。

小学校に入ってしまうと無料で親子で楽しめるイベントというのは少なくなってしまうので、赤ちゃんのうちに色々と顔を出して積極的に参加しておくと良い思い出になりますね。

赤ちゃんには『親子の時間』が一番大切

赤ちゃんが順調に成長して「何かやらせてみたいな」と、習い事を検討する時には、親子で楽しめる習い事を選ぶようにしましょう。

雑誌やテレビの情報や口コミに踊らされず、自分たち親子が本当に楽しめると思ったものにチャレンジすると続けやすいです。

赤ちゃんの習い事を始めてみたけど1年経たないうちにやめてしまった…という親子は本当に多くて、話を聞くと、「よく考えず楽しそうだから入会してしまった」というママがほとんどです。

それでも良い思い出になったなら良いですが、中にはグループレッスンのママ友と合わなくて嫌な思いをしたという人も。

自分の性格に合わない習い事を始めてしまうと赤ちゃんにもストレスになりますから、まずはママが楽しめて、赤ちゃんの性格にも合っていると思えるものを選ぶ事が大切です。

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