私は長男が1歳の頃から英会話教室に通わせています。
我が家は決して裕福ではないし、教育熱心でもありません。そんな私がどうして1歳の子を英会話に通わせることにしたのか。
実際に子どもを英会話教室に通わせてみた率直な感想を交えて、子どもに英会話を習わせるメリット・デメリットや教室を選ぶポイントなどをまとめてみました。
子どもの英会話教室に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
親が未就学児に英会話を習わせる目的は?
『これからはグローバルな時代だから子供の英語学習は大切!』…とはいいながら、「まだ小さい未就学児を英会話教室に通わせるのはムダなのでは?」という意見を聞くこともあります。
そこで、私が1歳児の我が子に英会話を習わせようと思った目的を、まずは紹介します。
- 英語を聞き取る耳を育てる
- 子ども同士の関わりを学ぶ
この2つを身に付けて欲しくて、私は子どもに英会話を習わせようと思いました。
私自身、学生時代は英語の勉強に苦労しました。必死になって英単語を覚えたり、映画を字幕なしで見てみたり…。
大人になってからも、必要に迫られて英語は学んできましたが、英語を聞き取る耳と発音はどうにもなりません。
分からない時って苦しいですよね。まあ、私の場合は明らかに努力不足ですが。
海外へ行く度に「もっとスムーズに会話できたらな…、よし、次こそは頑張ろう!」と気合を入れても、日本に帰ってくると、ついつい日本語漬けの生活に戻ってしまいます。
我が子には英語に苦手意識を持って欲しくない
そうです、私は根本的に英語が苦手なのです。
みなさんも経験があると思いますが、大人でも苦手なものは避けてしまいますよね…。
ならば、我が子は苦手意識が出る前に、せめて英語が嫌いにならないよう、少しでも身近なものとして捉えられるように、と願いをこめて通わせました。
できれば、息子に英会話で苦労をさせたくない、苦手意識を持たせたくない。
そんな親心から、英会話教室に通うことを思いついたのでした。
また、英語だけでなく、幼稚園や保育園に入園する前に他のおともだちと遊んだり、先生のお話をきいたりの練習になれば、と思ったのもきっかけの一つです。
この点でいえば、英会話ではなくても何でもよかったのですが、たまたま英会話教室の営業マンさんと出会ったので、流れにのってしまいました。
1歳児の英会話教室のレッスン内容
1歳の長男は、1回30分の親子レッスンからスタート。
メンバーの入れ替えもありましたが、だいたい3組の親子でのグループレッスンでした。
月4回中、1回はネイティブの先生のレッスンがあり、そのほかは日本人の専任講師。
どの先生も英語はもちろん、子どもの扱いも上手で、長男もすぐに先生大好きになりました。
ゲームやダンスで英語とふれあう
レッスン内容は、教室内で色探しゲームをしたり、歌やダンス、ぬりえなど、遊びを取り入れたものがほとんどで、とても楽しんでいたようです。
また、「ママ’sイングリッシュ」と言って、おうちでも英語で声掛けができるように、毎回1~2フレーズ、ママの勉強もありました。
始める前は、「みんなお金持ちで教育熱心なママたちが一緒なのかな…」と、若干の心配もありましたが、そんな心配もなんのその。
子どもを通した関係というのもあるのか、同じ年頃の子どもをもつママ同士、すぐに仲良くなれました。
「我が子に英語をしゃべれるようになってほしい!」というよりも、「生活の中で英語に触れる機会を与えたい」くらいの感覚のママが多く、そんなに気負いすることもなくホッとしました。
幼児向け英会話教室に通わせたメリットとデメリット
子どもを英会話に通わせて良かったこと、メリットに感じたことは…
- 子どもが「英語とは何か」とうことを理解できた
- 親もリフレッシュする時間になった
- いつもとは違う子どもの顔が見られた
まだ日本語も話せない状況で始めた英会話だったので、私の中で、「この子に英語について何て説明すればいいんだろう?」と気にしていましたが、本人はあっさりと日本語(母国語)と英語についての概念を理解していました。
3歳になった今では、犬の絵をみせると「日本語は犬。英語はDog」と言われ、子どもって柔軟なんだなあと感心しました。
また、週一回、決まった時間に決まった場所へ通うということは、生活にメリハリをつける意味でもとても良かったと思っています。
子どもだけでなく、私自身もリフレッシュできました。
小さな子供に英会話は早いと思ったけれど…
先程も書きましたが、長男はそれまで家族や周りの大人とばかり接していたので、他のお友達と一緒に何かをするということは、私の中で結構大きな目的でした。
やはり同じ年頃のお友達と何かするのはほぼ初めてだったので、本人にとっては新鮮だったようです。
私も、いつもの甘えてくる長男とは別の顔をみられて、新鮮でした。
幼児向けの習い事教室だとリトミックやスイミングなども人気ですが、「子供の成長を感じながら親子で楽しめる習い事」を求めていた私にとっては英会話教室がとても合っていたように感じます。
幼児向け英会話のデメリットはお金がかかること
私自身、子供を英会話教室に通わせたことは満足しているのですが、あえてデメリットをあげるなら費用面ではないでしょうか。
月謝についてはこのあとに書きますが、やはり親子で受ける幼児の習い事としては英会話は高めの月謝が設定されています。
ただ、それだけに得られる物は大きいですし、普段の生活で英語に触れることは全くないことですから、費用対効果は良いように私は感じます。
英会話教室で子どもの英語力はアップするの?
英語の発音の数は日本語と比べ物にならないほど多いそうです。
周波数は、日本語130~1500ヘルツに対し、英語は2000~12000ヘルツ。
母国語ではない「普段は聞きなれない音」というのは発音するのが難しく、大人になってから英語を勉強すると、どうしてもそこで苦戦してしまいます。
その点長男は、幼い時期にちゃんとした発音を聞いたせいか、妙に英語の発音が良いのです。
レッスン中はただ騒ぎ回っているだけに見えても、きちんと先生の発音が耳に入っていたんですね。ビックリしました。
まだカタコトしか話せない時でも、リンゴを指差し「アッポー」と。
外国語なんて知らないおばあちゃんは「ん?アップル?」と聞き返し、「ちがう!アッポー!!」と長男。
1歳から英語を習いはじめたおかげで、簡単な単語は日本語より先に英語で話し始めました。
「みどり」よりも「Green」
「ねこ」よりも「Cat」
覚えたての言葉は、英語の方が明らかに言いやすそうでした。
もしかしたら、言葉をしゃべりはじめの子どもにとって、英語の方が発音しやすい単語が多いのでは?と思っています。
我が子の英会話教室にかかった費用
息子の英会話教室は、入会時の月謝は¥6,500程でした。その他に入会金・教材費などが必要になります。
ちなみに3歳の現在はクラスもあがって、時間も1時間になって、月謝¥10,000強にアップしました。
少し高いような気がして他の教室も調べてみましたが、うちの近所ではだいたいどこも似たような感じです。
大手英会話教室の月謝と比較してみた
ヤマハ英会話教室 | 月3回で¥4,500(税抜き) |
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英会話のイーオン | 週1回で約¥8,000(日本人講師とネイティブ講師で金額が違います) |
ECC | 週1回で¥6,480(ECCは1歳児コースはないので2・3歳児コース) |
やはり大手の英会話教室は生徒数が多いからか、私たち親子の英会話教室よりも少し安いようです。
ただ、小規模の地域密着の教室の方が落ち着いてレッスンできますし、大手のように先生が入れ替わったり不慣れだったりしないので、安心感は大きいかも知れません。
この辺は、それぞれのお家の考え方によって違うと思います。
「ディズニーの英語システム」も考えたけれど…
1歳児の英会話教材で有名な「ディズニーの英語システム」も検討しましたが、私自身、自宅学習が苦手で、子どもに続けさせる自信がなかったので、やはり英会話教室にして正解だったと思います。
長男の教室の教材は、タッチペンで英語の発音がでる機械がレンタルでき、その機械に合わせたポスター(壁に貼ってタッチペンで絵をおすと英語で言ってくれます)、カード(かなりの枚数があります)、シール(自宅の家具などにはるといいかもしれません)など、ちゃんと活用すれば家でも十分勉強できます。
教室でのレッスンの延長で家庭学習もできるようになっているので、トータルで考えると、通っている英会話教室のコスパとしては満足してます。
幼児向け英会話教室を選ぶ時の注意点
私自身、最初は「1歳から英会話教室に通わせるなんて早い」と思っていました。
周りには、「まずは日本語を話せるようになってから英語を習った方が良い」というママもたくさんいます。
だけど今では、息子を1歳から英会話教室に通わせて本当に良かったと思っています。
日本は観光目的や短期就労、留学などで来られている外国人の方々がすごく増えていますよね。
また、昔に比べて日本人が仕事や学業で海外に出て行く機会も増えていると聞きます。
英語はこれから益々必要になってきますし、英語を聞き取る耳は0歳~3歳にもっとも発達するそうですから、今のうちにネイティブの発音を聞き慣れておくことは、将来とても役立つような気がします。
もし今「我が子に英会話を習わせようか…」と悩んでいる親御さんがいるなら、子どもが大きくなってから英語に苦手意識を持ったりしないためにも、今から何か手を打つことは良いことなので、とりあえず始めて見るのも良いと思います。
家庭学習が得意なら英語教材(ちょっとお値段がはりますが・・・)でもいいですし、教室に通って週に1回英語にふれるだけでも違うのではないでしょうか。
英会話レッスンを選ぶ時のポイントは、教室でも通信教育でも、下記の2つに着目して選ぶと失敗が少ないですよ。
- 料金(月謝、入会金、教材費など)
- 子どもとの相性
やはりレッスンにかかる料金は無理のない金額にしないといけませんし、子どもが嫌がらず楽しめる教室・教材を選ぶのは基本です。
特に、お金は大事!我が家も決して裕福ではないので、子どもが喜んで通ってなければとっくにやめていました。
いくら評判がいい先生でも、やはり人間同士。先生と子どもの相性もあるかと思います。
英会話教室選びは必ず体験レッスンで教室や担当講師の雰囲気をしっかり見定めて、子どもに合っているかどうかを確かめて、良さそうならお試しで始めてみるのが良いと思います。