幼稚園の年長の息子は以前から食が細く、他の子どもと比べても痩せていました。
幼稚園の身体測定では「痩せすぎ」と判定されるため、先生から栄養指導を受ける事もあったのです。
もちろん、母親である私自身やはり心配ですから、献立にもいつも気を使っていました。
でも、いくら栄養のあるものやカロリーの高めのものを用意しても、本人がしっかり食べてくれないので、体重を増やす事はできずにいました。
もともと少食で食が細い子どもにたくさん食べさせるには、いったいどうすれば良いのだろう。
いつも悩んでいた私は、幼稚園の同じクラスのママ友からあるアドバイスをされたのです。
食生活アドバイザーのママ友が教えてくれたこと
そのママ友は通信教育で「食生活アドバイザー」の資格を取得したそうで、普段から栄養のことで色々なことを教えてくれる人です。
病気予防になる野菜の種類や、子どもの成長に必要な栄養素の摂り方など。
普通の人はなかなか知らないことを教えてくれるのでいつも助かっています。
ですから、食が細い息子について悩んでいた私は、少しの量でもバランスよく栄養を摂取できる食べ物がないか聞いてみたのです。
食が細い息子へのアドバイスとして、食生活アドバイザーのママ友が教えてくれたのは…でも、おすすめの食材ではありませんでした。
痩せ気味の子どもがたくさん食べられる方法とは?
「少ない量でバランスよく栄養を摂るのも大切だけど、少しでも食事の量を増やしていく事も大切よね」
と、ママ友は言いました。
「それはそうなんだけど、あまりお腹が空かないみたいで、用意しても完食してくれないの」
私がため息まじりにそう言うと、ママ友は「もしかしたら運動が足りていないのかも」と言うのです。
ママ友が言うには、うちの息子は屋内で遊ぶのが好きで、外でみんな遊びをしている時もあまり動いていないようだと。
「それに、幼稚園の行き帰りも車でしているし、帰宅後もあまり外に出ないんでしょ?まずは運動量を少しずつでも増やして、空腹感が意識できると良いと思うわ」
そう言われてみると、確かに息子は家の中でもじっとしていることが多く、幼稚園でも教室の中で過ごす事が多いようでした。
というのも運動が苦手だからなのですが、それだからお腹が空きにくかったのかも知れません。
「食が細い子はスイミングでも始めれば、お腹が減って食べるようになりかも知れないわよ」
食生活アドバイザーのママ友に言われると「そうかも!」と私も思って、すぐにスイミングスクールの体験に申し込みました。
スイミングに行ったら食べる量が増えて…
スイミングスクールに通い始めた息子は、スイミングのある日はお腹が空くようで、夕飯もたくさん食べられるようになりました。
もともと苦手だった野菜類は「味噌汁に入れてみたら良い」とママ友に言われ、味噌汁にすると食べるようになったのです。
最初の頃はスイミングの日だけしか食欲は出ないようでしたが、最近はスイミングが無い日も同じくらい食べられています。
息子はスイミングを始めたおかげで食事の時間にしっかり食べる習慣が身に付いたようで、アドバイスをもらった食生活アドバイザーのママ友には感謝しています。